2022/07/27(水)
サル痘に関する情報
カテゴリー:院長ブログ
こんにちは
鹿児島で唯一の慢性腰痛専門整体院Life+Healing院長の花山友隆です
サル痘に関するご質問を頂く機会が多くなってきましたので簡単な情報をお知らせいたします
2022年7月23日にWHOより「サル痘」の世界的感染拡大について緊急事態を宣言されました
*現在緊急事態が宣言されている疾患
・新型コロナウイルス
・ポリオ
・サル痘
サル痘に関する要約
日本では4類感染症に分類
主に動物間で流行する病気、人から人への感染は起こりにくいとされています。飲食物を介して人に感染する可能性があります。感染した動物との接触などにより人に感染する可能性があります。
潜伏期間
通常7~14日(最大5~21日)
臨床症状:
・発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0-5日程度持続し、発熱1-3日後に発疹が出現。
・リンパ節腫脹は顎下、頸部、鼠径部に見られる。
・皮疹は顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となる。
・多くの場合2-4週間持続し自然軽快するものの、小児例や、あるいは曝露の程度、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがある。
・皮膚の二次感染、気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの合併症を起こすことがある。
・サル痘では手掌や足底にも各皮疹が出現することなどが、水痘との鑑別に有用とされる。
※2022年5月以降の欧米を中心とした流行では、以下のような、従来の報告とは異なる臨床徴候が指摘されている
・発熱やリンパ節腫脹などの前駆症状が見られない場合があること
・病変が局所(会陰部、肛門周囲や口腔など)に集中しており、全身性の発疹が見られない場合があること
・異なる段階の皮疹が同時に見られる場合があること
治療
・対症療法
・国内で利用可能な薬事承認された治療薬はない。
・ 欧州においては、特異的治療薬としてテコビリマットが承認されており、我が国においても同薬を用いた特定臨床研究が実施されている。
予防
・天然痘ワクチンによって約85%発症予防効果があるとされている。
・流行地では感受性のある動物や感染者との接触を避けることが大切である。
*日本国内でワクチンは生産されているがサル痘に使用承認は現在検討中
*ワクチンは今後のサル痘感染拡大を見据えて準備をしている
病原体
ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルス
コンゴ盆地型(クレード1)と西アフリカ型(クレード2及び3)の2系統に分類される。
コンゴ盆地型(クレード1)による感染例の死亡率は10%程度であるのに対し、西アフリカ型(クレード2及び3)による感染例の死亡例は1%程度と報告されている。
*現在の流行は致死率の低い西アフリカ型が報告されている
感染経路
アフリカに生息するリスなどの齧歯類をはじめ、サルやウサギなどウイルスを保有する動物との接触によりヒトに感染する。
また、感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む。)、患者との接近した対面での飛沫への長時間の曝露(prolonged face-to-face contact)、患者が使用した寝具等との接触等により感染する。
皮疹の痂皮をエアロゾル化することで空気感染させた動物実験の報告があるものの、実際に空気感染を起こした事例は確認されていない。
*飛沫による感染の報告は少なく、感染者との肌が触れ合う濃厚接触で感染していく
手指消毒やマスクなどの感染予防に関する意識の高い日本では比較的感染拡大は少ない可能性が高いという報告がありますが、しっかりとした知識をもって感染症に関する不安を取り除いてください。
国立感染症研究所より
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/408-monkeypox-intro.html
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